企業研究職 Acta

企業に所属する研究職のアウトプット練習帳

最初の記事

 こんにちは.私は2019年度から某鉄鋼関連メーカーにて研究員として働いている者です.
院卒修士枠における新卒採用,学生時代の専門は化学でした.専門を掘り下げると無機化学,物理化学,および分析化学...あたりでしょうか。
趣味はと聞かれてまず始めに口から出るのは軽音楽ですが,そのあたりについては後々の記事で書いていこうかなと考えています.
 さて,本ブログを始めようと考えた目的は何かと申しますと,それは”頭を使う練習”です.
昔から私は要領の悪い人間でした.高校・浪人時代は机に向かっている時間だけは一丁前だったのに第一志望には入れませんでした.
研究室でも篭らなくてよいのに朝から晩まで研究室に篭りきりだったにも拘らず何の賞も得られませんでした.
高校時代の友人は言いました.「お前は勉強しているフリだけは上手いな。」と.
慧眼です.正鵠を射ています.正鵠を射すぎて矢が未だに抜けません(ユーモラスな友人の真意はわかりませんが).
ここで,”要領が悪い”とは何か?私はある課題において時間対効果が低いことであると考えます.
例えば勉強において言えば勉強時間に対して成績が振るわないことですが,これは時間をかけて仕入れた知識を応用し成果に繋げることができていないということです.
この原因として,私はこう考えます.
”頭を使えていない.”
頭を使えていない.これはインプットはできているがアウトプットができていないということだと言い換えられます.
私の長い勉強時間に対して成績が振るわないのもそうです.
頭を使わない仕事(=インプット)であるからこそ長時間の活動が可能なのです.頭を使う仕事(=アウトプット)は長い時間できません.疲れるからです.
読書と読書感想文もその関係です.長時間小説を読むことはできても,同じ時間をかけて長文の読書感想文を書くのは多分に疲れるでしょう.
アウトプットができないとどうなるか....他人から評価を得ることがまずできません.
相手がインプットの量をくみ取ってくれれば幸運ですが,受験や会社の査定などはそうはいきません.世間は成果主義です.当然です.合理的ですから.
私は二十余年の人生でアウトプットが苦手である・すべきなのにしてこなかったことを薄々気づいてはいました.
社会人になってこの数ヶ月,ビジネス書,自己啓発本を読むことが多くなりました.どの本にも書いてあるのです.”アウトプットが大事である”と.
学生時代の頭からケツまで結果だの賞だのに飢えてきた私は思いました.そんなにアウトプットが大事なら今からでもやってみようと.
ある本を参考に,私はインプットしたことを自分なりの形でアウトプットする手段としてブログを書くことを選びました.
以上が本ブログを始めるまでの経緯です.
 本ブログの内容ですが,特定の内容を定期的に書こう,という意図はございません.主に読んだ本の読書感想文,ネットで見たへェと思った内容の備忘録にしようと思っています(本には周辺雑記,独り言以上のものを目指しましょうと書いてあったが,めんどうくさいし….).
ブログに慣れてきたら学問的な解説とか論文紹介みたいな知的生産ができたらいいなと思います.
以上,どうぞよろしくお願い致します.